ラバーを貼ったラケットをそのまま通学カバンに入れていませんか。ラバーの表面はゴムなので、教科書や筆箱とこすれると表面が荒れて回転がかからなくなります。木の板であるブレードも、角をぶつければ簡単に欠けます。
ラケットは安いものでも5,000円前後、ラバーを2枚貼れば1万円を超えます。それを守るケースは1,000円台から買えます。ケースは「買い替えを先延ばしにするための保険」だと考えてください。この記事では、初めての1つをどう選ぶかを、値段と使い方の順に説明します。
1. ケースは大きく3種類あります
① フルケース(ラケット全体が入る)
ラケット全体がすっぽり収まるタイプです。グリップ(持ち手)まで隠れるので、いちばん保護力があります。部活のバッグに他の荷物と一緒に放り込む使い方なら、これを選んでおけばまず失敗しません。
② ラケット1本用のスリムなケース
ラケットの形に沿った薄型で、かさばらないのが利点です。バッグの中で場所を取りたくない人、すでに卓球用のバッグを持っている人に向きます。
③ 2本入るダブルケース
予備のラケットを持ち歩く人向けです。始めたばかりの段階では必要ありません。ラケットが2本になってから考えれば十分です。
2. 「ハード」と「ソフト」の違い
商品名に「ハード」と入っているものは、外側が硬い素材で作られていて、上から物を置かれても形が潰れにくいタイプです。逆に、やわらかい生地のケースは軽くて薄い代わりに、圧力そのものは防げません。
目安はこうです。
- 部活・通学で、荷物の多いカバンに入れる → 硬いタイプ
- 卓球用のバッグを別に持っている/自分で気をつけられる → 薄いタイプでも十分
迷ったら硬いタイプです。数百円の差で、ラケットの角欠けという取り返しのつかない事故を防げます。
3. 予算別・最初の1つの選び方
■ とりあえず包みたい(〜2,000円台)
「今日から使うものが欲しい」という段階なら、この価格帯で十分です。
- COLOR BLOCK RACKET CASE(¥1,760) ― 色使いがはっきりしていて、部活の中でも自分のものだと分かりやすいケースです。
- YT・フルケース(¥1,980) ― ラケット全体が入るフルケースで、この値段。最初の1つとして扱いやすい1本です。
- カラーロゴフルケース(¥2,420) ― 同じくフルケース。ロゴがシンプルで学年が上がっても使えます。
■ 長く使うつもりで選ぶ(3,000円台)
3年間の部活を通して使うなら、この価格帯が結果的に安くつきます。
- ネルティオ・ハードフルケース(¥3,300)/ロスモア・ハードフルケース(¥3,300) ― 名前のとおり硬いフルケース。荷物の多い部活バッグに入れるならこの2つが分かりやすい選択です。
- BG・ケース(¥3,300)/カラーロゴケース(¥3,300) ― 定番の形。長く売られているモデルなので、部活で見かけることも多いはずです。
- ペイントケース(¥3,080)/グリッドケース(¥3,080)/S・チェックケース(¥3,080)/ユニフィカ ケース(¥3,080) ― 柄で選びたい人向け。中身の作りは価格帯なりに共通しています。
■ 保護を優先する(4,000円前後〜)
- ハードフルケース・プロ(¥3,960) ― 硬いフルケースの上位モデルです。
- ヘックスガードケース ロゴ(¥3,960)/トライアングル(¥3,960)/ラクザ(¥3,960)/にゃんこ(¥3,960)/ロゴレインボー(¥3,960) ― 同じシリーズでデザイン違いが5種類あります。中身は同じなので、好きな柄で選んで構いません。
- ポロメリックケース(¥5,280) ― 落ち着いた見た目で、大人の方にも選ばれる価格帯です。
■ ラケットを2本持ち歩くようになったら
- ペンタ ダブルケース(¥2,530) ― 2本入るタイプ。試合用と練習用を分けて持つ段階になったら検討してください。
4. ケースの前に確認したい「サイズ」の話
ラケットにはシェークハンド(握手するように持つ形)とペンホルダー(ペンのように持つ形)があり、さらにグリップの形にも違いがあります。市販のケースはシェークハンドが入る大きさで作られているものが大半ですが、ラケットが特別に大きい・厚いと感じる場合は、フルケースではなく袋状のタイプを選ぶと確実です。
また、ラバーを貼った状態のラケットは、貼る前より2〜3mm厚くなります。ぴったりすぎるケースは出し入れのたびにラバーの端をこすることになるので、少し余裕のあるものを選んでください。
5. 部活・通学には「用具一式が入るバッグ」も
ケースはラケットを守るもの、バッグは全部を運ぶものです。ラケット・シューズ・ウェア・ボール・水筒を一度に運ぶなら、両手が空くリュックがいちばん使いやすいです。
- PLAY LOGO GYM SACK(¥1,540) ― まずはサブバッグから、という人に。
- ムスタ・ライトダッフル(¥5,500)/アストラ・トートバッグ(¥5,500) ― 手提げ型。荷物が多くない日に。
- スティックアウトバックパック(¥7,480)/タントデイパック(¥8,030)/バルトラ・リュック(¥9,900) ― 部活で毎日使うリュック。
6. ボールケース・シューズ袋も忘れずに
意外と困るのが、ボールとシューズの持ち運びです。ボールはカバンの中で潰れると変形して使えなくなりますし、体育館シューズを他の荷物と一緒に入れると中が汚れます。
- ボール2〜3個を持ち歩く:マルチボールケース トライアングル(¥1,100)/スプラッシュ(¥1,100)/カラーロゴボールケース(¥1,210)/ネルティオ・2ボールケース(¥1,540)
- 練習球をまとめて運ぶ:メニーズボールバッグ(¥1,980)/ヘクサム・ボールバッグ(¥2,200)
- シューズ袋:ラインシューズサック(¥704)/オルティー・シューズ袋(¥770)
- 汗をかいたウェア用:にゃんこランドリーバッグ4(¥880)
ケースやバッグに何を入れて大会に行くかは、当店運営の初心者向け解説サイト「卓球はじめの一歩」の卓球の大会に出てみようで、当日の流れとあわせて確認できます。
7. よくある質問
Q. ケースは本当に必要ですか?
A. 必須の道具ではありません。ただし、ラバーは消耗品で、表面が荒れると回転がかからなくなります。ラバー1枚の買い替えは3,000〜7,000円前後です。1,760円のケースでその買い替えが半年遅れるなら、十分元が取れます。
Q. 100円ショップの袋ではだめですか?
A. 何も包まないよりはずっとましです。ただし、卓球用のケースはラケットの形と厚みに合わせて作られているので、出し入れのときにラバーの端をこすりにくくなっています。長く使うつもりなら専用品をおすすめします。
Q. ラバーを貼ったままケースに入れて大丈夫?
A. 大丈夫です。むしろ、ラバーの表面に保護シートを貼ってからケースに入れるのが基本の扱い方です。保護シートについてはメンテ用品の記事で説明しています。
Q. 兄弟・友人とお下がりで使えますか?
A. ケースは消耗が少ないので問題ありません。ファスナーの動きが渋くなっていないかだけ確認してください。
まとめ
- 迷ったらフルケース(ラケット全体が入るタイプ)
- 部活バッグに入れるなら「ハード」と名前に入っているもの
- 予算は2,000円台で最低限、3,000円台で長く使える
- ボールケース・シューズ袋は1,000円前後。あとから買い足しても十分
当店のバッグ&ケース売場では、上でご紹介したものを含めて価格順に並べています。
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